クリスマスイヴ寂しい

気分的にまだ12月5日くらいの感覚でいたら、もうクリスマスだった。去年までは年内納期とか繁忙期とか年の瀬を感じるものに追われていたけれど、今年は特にそういったものはない。新しい職場は年内に間に合わせなくてはならないものはないようだ。大学3年生ぶりにまったりと年末を過ごしている。
クリスマスイブで金曜だったが、独身彼氏なし実家暮らしの私は、誰とも会わずに帰った。肩が凝りすぎてマッサージには行った。クリスマスだからといってマッサージ屋が空いているということはなかった。
去年まで独り身だった友人達でも、今年は恋人のいる人が多い。それに対して羨ましいという気持ちは全くないけど、「どうせ暇してんだろ」とLINEでダル絡みできる人が減っていくのは単純に寂しい。もちろん恋人がいない友人もいるけど、もはや恋人なんて必要ない人たちしか残っていないし、彼ら彼女らはそれなりに充実した毎日を過ごせる能力があるのでクリスマスも楽しそうだ。私一人、暇なクリスマスをどう過ごすか考えあぐねている気がする。だって去年では仕事忙しかったし、学生の頃まではなんだかんだ彼氏がいたもん。

帰ったら妹がいなかった。この時間になっても帰ってこないということは彼氏とお泊まりだろう。私は最近まで知らなかったが、妹は7年半付き合った彼氏と春先に別れて、今は別の彼氏がいるらしい。
久々に両親と3人で少し飲んだ。相変わらず食べながら食べ物の話をしてばかりいた。それ以外の話は、両親がお互い「あの時のアレ」「あそこにあったアレ」で通じ合っているので私にはよくわからない。自分の話をしたかったけど、仕事でありえない嫌がらせしてくる人たちと関わらなくてはならなくなったとか、人を怒らせてばかりで自分でも困っているとか、大凡クリスマスにそぐわない話題ばかりになりそうなので、黙っていた。その場にいないけど何度か妹の話になった。両親が妹の名前で私のことを呼ぶたびに、この先親がボケたら妹のことは覚えていても私のことは忘れてしまうのだろうなと思う。
また一人暮らししたいなと少し思った。収入が足りないからしないけど。