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28歳独身フリーター、竹ノ塚ツブ子。夢なし!目標なし!彼氏なし!実家暮らし!人生暇つぶし!

演劇のワークショップに参加してみた

午前中はフィットネスに行き、午後は少し買い物をして、夕方から演劇のワークショップに参加した。初心者向けで、上演を目的としない基礎練メインのワークショップだ。
高校大学と演劇がそこそこ身近にあったわりに、内情を全く知らなくて、以前から興味はあったのだ。あと、日頃の人間関係においても、もっと自分に演技力があったらなと思うことが多かった。キャラを作るというのがとにかく下手だ。それから、今はもうやっていないけど、小説を書く時も、演技力があれば書けるキャラの幅が広がるだろうにとよく考えていた。
とは言え、演劇のワークショップは基本的に経験者向けだったりオーディション込みだったりするし、コロナでそもそもそういった場が減っていたので、私が参加できるものなんてないだろうと思っていたところ、なんと贔屓の劇団が初心者向けのワークショップを定期開催してくれることになった。
私が参加した回は7人参加者がいて、1人は主催している劇団の劇団員。そのほかの人は元演劇部とか、脚本書いてるとかで、完全ど素人初心者は私だけだった気がする。それでも、そもそも腹式呼吸が理解できない前提で優しく教えてくれたので安心した。大声も久々に出した。ここ数年で、大声を出す人は怖い人という印象を持って避けがちになってしまったが、ちゃんと大声を出すことが正当である場にいると、怖くないし、自分も大声を出すと何かから解放されたような気がした。大きな声の出し方も種類があるということを、高校の音楽の授業ぶりに聞いて、そういえばそうだったなと思うなどした。そして「あめんぼ赤いなあいうえお」の続きを初めて知った。めちゃくちゃ噛んだ。
一番印象的だったのはエチュードだった。エチュードというのは、あらかじめ役柄が与えられて即興劇をするというものだ。多分。演じる役への理解度を深めて表現力を上げる練習だと思われる。おそらく。エチュードは正直ハードルがかなり高いと感じていた。そもそも実際のエチュードを見たことが一度もなく、小説で読んだ知識だけだった。小説では、最初は思慮深く相手に近づき交渉を試みるが上手く行かず、追い詰められて極端な行動に出るキャラクターを表現するとか、難しいことを求められていた。その印象が強すぎて、急に一発芸を要求されるのと同じくらいのハードルの高さを感じていた。しかし実際は、これは本当に初心者向けなのだろうが、まず2人が対面して座り、何気ない会話をしてもらう。これは役作りではなく素で行う。次にそのうちの片方の人を入れ替えて、さっきの何気ない会話をもう一度なぞる。そうすると、もうそれは「会話」ではなく「演じる」ということになる。そんな感じでエチュードが作り上げられていった。なんてやさしい。解釈がどうとか表現方法とかは求められず、目の前で行われている会話をトレスすることに全力になれば良い。まあでも集中力はかなり要る。とりあえず、気後れせずにできる内容で安心した。
後半は台本の読み合わせをやってみた。間の取り方や抑揚の付け方などの解釈の話があり、演出家と役者で解釈を一致させるのって大変そうだなと思うなどした。今回は読み合わせだけだったけど、本来は動きもあるわけで。そのあたりどうやって作り上げていくのか興味はあるけれど、それは中級者以上の上演目的のワークショップになってしまうので、私はまだ入れない。
はじめてのことだらけで情報量が多く、うまく言語化できないままブログに書いてしまった。受信するだけならともかく、自分で実践するとなると、思うことが5倍増しくらいになる。ていうかもう割と眠い。来週も行くのでまたその時にでも書こうと思う。

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