。+:゚⋈根無草⋈:゚+。

28歳独身フリーター、竹ノ塚ツブ子。夢なし!目標なし!彼氏なし!実家暮らし!人生暇つぶし!

唐突に会わないかと誘われて乗る日

退職まであと41日

 

起きたら13時だった。午後まで寝てることは珍しい。おかげで体の疲れはだいぶ取れた。筋肉痛がピークを迎えている。一昨日のバンジーのときのものだが、筋肉痛が出るまでに時間がかかるようになってきて、老いを感じる。

大量の洗濯物を処理してひと段落したら、めちゃくちゃ好きな高校の先輩から、今日会えないかと誘いがあった。着られる冬服は全て洗濯してしまったが、二つ返事で誘いに乗った。異動で東京を離れることになったのだと言っていたので、去年の暮れに会った時は、もう数年会えないと思っていた。

その先輩のことをどのくらい好きなのか書いていたらかなり気持ち悪いことになったので少し割愛する。先輩の書く小説がすごく好きで、その高校に入ることを決めた。3歳歳上だったからかぶりはしなかったけど、同じ文芸部に入った。大学に入ってからも先輩の小説をお守り代わりにずっと持ち歩いていた。もちろんブログは毎日毎日チェックしてた。しかも美人。今はバリバリに仕事をこなしながらも二児の母である。かっこよすぎる。先輩を大学まで追うことはできなかった。私の学力が足りなさ過ぎたので。たまたま先輩が高校に遊びに来てくれたときに猛烈にファンアピールをして、ありがたいことに今日まで可愛がってくれている。

都心に近いところに住んでいると、急に呼ばれてもすぐに行ける。今のアパートには4年前から住んでいるが、2年半は一緒に暮らしていた元彼の束縛諸々により自由に外出できなかったし、コロナになってからはそもそも誰かと会うことさえ稀なことになってしまった。なのでこの立地に住んでいる最大の利点の恩恵をなかなか受けられないでいる。実家に帰ってしまったらますます誰かに会うのは難しくなる。コロナがいつ収まるのかもわからない。会いたいと思ったらすぐに会い、行きたいところにはすぐに行き、推しは推せるときに推しておかなくてはならない。いつでもできるから、などと思って油断していると、永遠に叶わなくなることがある。

アパートを引き払うまでに、もう二度と会えなくても後悔のないくらい、会える人には会っておきたいと思う。