エージェントに転職の相談をした - ｡+:ﾟ⋈根無草⋈:ﾟ+｡

退職まであと77日

休日である。やはり家では眠りが浅く、しかも朝からアパートの前の道路工事の音がうるさいため、寝不足も相まって相当機嫌が悪かった。友人と通話していたら家事も進んで気を取り直せた。ありがとう友よ。
これを書いているのは17時。20時から観劇の予定で、今は喫茶店にいる。シフトを作っていたら、一人シフト希望を出していない人がいたので行き詰まった。

昼前に転職エージェントに転職のことを相談した。実は一年前にも転職を考えていて、そのときは対面での面談だったのだが、今は状況が状況なので、今回は電話面談となった。相手の顔が見えないと相談しにくい。
去年のエージェントさんはかなり親身になってくれたのだが、今回の人はやたらとブランクを気にする人で、退職から入社まで間を空けないよう、転職を急かして来た。脅迫が商売なので仕方ないが、こちらも計画がある。一度実家に帰ってメンタルを整えてから転職したい旨を伝えたところ、今紹介できる求人はないし、できることは職務経歴書の添削だけだとはっきり言われた。
1月末退職、1ヶ月有給消化して、3月1日入社がベストらしい。ただそうすると、確実に引っ越しの時期と被ることと、メンタルの治療をする時間が設けられない。治療なんて必要ないんじゃないか、今元気出し、と思うことはあるけど、それは一年のうちのほんの数ヶ月だけ元気でいられる今だから思うことだ。ノートの隅に「ここでやらなきゃお前は一生このままだぞ」という言葉を書いておいたのを思い出して、ブランクができるのは仕方ないので一度無職になりますと言い切った。それでもやっぱり早くに動くに越したことはないので、5月入社を目安に計画することになった。
ラインで転職の相談をするオープンチャットがあり、一応情報収集のために登録している。やはりそこでも、ブランクはなるべく少なくしなければならないというのが常識のようだった。そんなに拘るべきところなのか、私にはよく分からない。理由を聞いても、印象が悪いからという回答しか得られない。能力が低い、やる気がない、体調やメンタルに問題があるという見られ方をするようだ。今日のエージェントの人も言っていた。なぜそのような世間の偏見に付き合わされなければならないのかとよく思う。私も今まで、ない社会性を振り絞って普通の人のフリをしてきたけど、ここから先はお手上げである。やりたい人たちだけで勝手にやっててくれ。

一度引きこもって再就職した人、社会復帰した人が私の友達にはたくさんいる。踏み外しても停滞しても何とか生きていけるというのは、彼ら彼女らのことを見ていれば分かる。まあ、友達というのが95%は芸大の頃の友達なので、そもそもちょっとぶっ飛んでる人たちばかりなのだけど。ただ、これは私に自信がないからそう思うのかもしれないけど、彼らが大丈夫だったからと言って自分が大丈夫とは限らない。彼らはそのブランクをカバーできるだけの技術と才能と魅力があったけど、私にはそこまでのものはない。もっとちゃんと世間に馴染めるマトモな人間でいるか、思い切ってもっとぶっとんでるか、どっちかに寄れればよかったのに、とよく思う。全ての学校をストレートで卒業して、新卒で入社した会社で5年目になるような人、大学の友人にはほぼいない。
ブランクなく就職した人たちはブランクないほうがいいと言うだろうし、ブランクがあっても就職できた人はなんとかなると言う。ブランクがあって再就職に難航した人はブランクはないほうがいいと言うが、ブランクがあって就職した人が、多少無職になってもなんとかなるよと言っているところを聞いたことがない。結局自分の経験の範囲内でしか断言することはできない。想像することはできても。この先自分が何を言っていたいか、というのを指針にしていたい。

最悪家業を継ぐことも選択肢の一つではあるけれど、それについて書くとこの倍の文量が必要なのでまた今度にする。だってもう18時だし。

とりあえず観劇に行ってこようと思う。