賞味期限切れの食べ物を捨てる

退職まであと83日

休日である。足がむくみすぎて立っていることさえ辛く、家事もやりたくなかった。
かと言って外食することも面倒で、適当に冷蔵庫の中身を漁ったところ、いろんなものの賞味期限が切れていることに気が付いたのでゴミ箱にどっさり捨てていった。物を大量に捨てていくのは気持ち良い。特に、自分で買った物でなければ、買ったのに使い切れなかったという罪悪感もなく捨てることができる。
うちの冷蔵庫は一人暮らしにしては相当大きい。何リットルかは忘れたが、同棲し始めた頃に新調し、相手が出ていったのでそのまま使うことになったのだ。もともと私が買った冷蔵庫だ。12万くらいした。自分が自炊しないことは分かっていたけど、意地でも持って行かせたくなかった。
鍋が二つくらい余裕で入る。でも滅多に鍋を使う料理はしないので、さっきまでヨーグルト２パックとパウチされたハンバーグが賞味期限の切れたまま入れられていた。もっと無駄なのは野菜室で、下手すると１ヶ月くらい開けないことがある。虚無が冷やされている。もしくは原型の留めていない何かが黒く萎びて冷たくなっている。冷凍室は賞味期限無限と判断されたアイスが１年冷やされていたが、流石にもう食べないだろうと、満を辞して処分した。
ついでなのでシンク上の棚の上を覗いたら、ターメリック、スターアニス、ゴマ油、紹興酒と料理上級者向けと思われる調味料が出てきた。自分の家だけど、キッチンのことはあまり把握していない。多くは同棲していた人が置いていった物で、それ以外は一人暮らしになった後、数人が何らかの事情でうちで料理をすることになった時に買ってくれた物だった。スターアニスって何に使うんですか。あとオレガノ。オレガノって何？
同棲していた人が出ていって三ヶ月ほど経った後、賞味期限の切れている物を処分した。シンクの上の棚も下の棚も、パスタやら調味料やらが積み上げられていたので、捨てようと思ったらゴミ袋いっぱいになった。あの時の清々しさが忘れられない。同棲していた家から、一人暮らしの家へとちょっとずつ入れ替わっていく、あの新陳代謝が気持ちよかった。
今日のゴミ捨てで一通りの賞味期限をチェックしたが、退去日を超えて食べられそうな、でもあまり食欲のわからない物をどうしようかと考えあぐねた。まだ３ヶ月半はあるから、気が向いたら食べればいいのだけど。気が向かなかったら捨てるんだろうか。持っていくんだろうか。持っていくとして行き先はどこになるんだろうか。
今日も数ヶ月先のことはあまり考えられなかった。目下の問題は、明日から５連勤で体力が持つのかというところと、明日の会議の資料を家でまとめようとしたらデータが揃ってなかったというところなのだ。どうしよう、プレゼン。

今日やれなかったことが多くて自己嫌悪が酷いので、やったこととやれなかったこと、やりたかったことをまとめる。

［やったこと］
入浴、風呂掃除、歯医者、スーパーの買い出し、洗濯、メイク、マッサージ（突発的）、賞味期限切れの食品の処分、ブログ書く
［やるつもりでやれなかったこと］
会議の資料のまとめ、皿洗い、ゴミまとめ、ペットボトルのゴミ出し
［余裕があったらやりたかったこと］
生命保険の解約、スニーカーをコインランドリーで洗う、いらない家具を人に送る手続き、１０月の家計簿をまとめる、美容室、人と会う日程を定める、転職の条件をまとめる、ピアノを弾く

ここまで書かないと安心できない。自分が何もしてないゴミクズに思えてしまう。ニートは絶対に向いてないと思うけど、転職活動する気が起きない。
会いたい人もたくさんいるし、やりたいこともたくさんある。体力と時間がとにかく足りない。二連休が欲しい。

今日はこれから人に会いにいく（19:35）