断捨離して虚無

禁煙71日目

［今日やったこと］
今日も友達の家で掃除の口出し。
［今日の家事手伝い］
なし
［今日のダイエット］
なし

油断してたら太ってきたので、痩せようと思う。軽く本気出せば2キロは痩せられるというのはこの1ヶ月で分かった。太ったら痩せる。金がなくなったら稼ぐ。しばらくは身構えずに生きていきたい。

今日も友達の家で掃除の口出しをした。断捨離をしたいというので、私は隣に座って「捨てなよ」「それいる？」「いらなくない？」をひたすら繰り返すだけである。昨日は大型の家電やバッグなど、片付けたら明らかにすっきりするものをどんどん端に寄せていく作業だったのでテンションが上がったが、今日は基本的に小物や書類の整理で、やればやるほど友達のテンションが下がっていった。
いつ買ったのかも分からないクラッカーが4つ出てきたので、何もめでたくはないが使うことにした。


音だけして何も起きなかったと思ったら、中のテープが広がらず、団子のまま飛び出していた。4つ全てこんな感じだった。虚しかった。
機材やゲーム機など、私には必要かどうかの判断ができないものがかなり多く、助言に迷う面は多々あった。色んなものをメルカリで売りに出したら、飛ぶように売れていて衝撃を受けた。あんなに売れているのを見たら、安易に捨てろなどと言えなくなってしまう。PS3は平日の真っ昼間に出品したのに5分で売れた。すごい。
ゴミ袋は全部で6袋ほどになったが、二日間の断捨離を終えた友達は「虚無……」「安楽死制度早くできないかな……」と憔悴している様子だった。ちょっと「捨てろ」を連呼し過ぎたかもしれない。反省している。趣味が仕事になった人だが、その中でも好みが変わったり、仕事のために興味がなくなったジャンルもあったようだ。昔の趣味のものを捨てるのは心が痛んだのだろう。配慮が足りなかった。まあ、昔の趣味のものを捨てても、自分の過去や現在が否定されるわけではいので、昔の自分の役に立っていたなら、役目を終えたと考えるのが、あまり傷付かずに済む方法かも知れない。髪や爪が伸びるのと一緒で、必要な時期があり、役目を終える時期も来る、ただそれだけのことだ。違うかも知れないけど。
私は趣味を仕事にできなかった側の人間になって5年も経ってしまった。まだ在職中は諦めきれない部分があったが、ニートになった今、学生の頃のように芸術や文学や文化やメディアに興味が持てない自分に気づいて、やっぱりそっちの道ではないのだろうと思っている。それで少し諦めがついてきた、といったところだ。
学生の頃や、社会人になったここ5年間で、記事を書かないかとか、出版系の手伝いができないかと声をかけられたことはある。割りに合わなかったり、全然時間がなくて断ってきてしまった。あれをこなしていたら、もう少し今のあり方が変わってたのではないかと思う。未練がましい。虚無である。
掃除終了後にサイゼでそんな話をした。奢ってもらった。