日記と小説くらいしか書けない

退職まであと70日

休日である。
眠りが浅いを打破するために色々やってみてるところなんだけど、今日は正解を得たと思う。次の日の予定に響くことを覚悟の上で、アラームをかけず、アイマスクと耳栓をして寝るということだ。うちのアパートは壁は相当厚いのだけど、外の音で起きてしまっているらしい。まず5時半から7時半にかけては数回、階下の飲食店のシャッターが開くし、近くに総合病院があるから救急車の音で起きるし、バイクの音で起きるし、8時近くなると突き当たりの小学校に向けて小学生が集団登校してくるし。それに加えて明日のことが気がかりだと眠りが浅くなるらしい。繁華街で生まれ育ったのに情けない話だ。この4年ですっかり住宅街暮らしに慣れてしまった。うるさくても眠れるのが特技だったのに。
平日は寝坊できないので、耳栓して眠るわけにはいかず、どうしたものかと思う。

ネットでホームレスについての記事が炎上してるけど、リテラシー不足の記事が炎上するたびに、私にはライター業というものが絶対に向いてないと思う。ライターや編集をやってる友人は何人もいるけど、本当に尊敬する。自分は、あの手の炎上は、人の反応を読んでようやく何がまずかったのかが分かる。元の記事を読んだけど、あそこまで炎上するほどのことなのかと思ってしまう。少なくとも記事の内容に関しては。「ちょっと考えれば分かること」とか言われてるけど、何のヒントもない状態で「無意識な差別と無邪気すぎる好奇心が悪趣味」まで気づくのは、少なくとも私には無理だと思う。まともな編集者ならきちんと編集できるらしいけど、すごいな、ほんと、出版業界をはじめ、メディア業に従事する人。
場所が悪かったというのはあるのかもしれない。ちゃんと下世話であることをスタンスとして構えている媒体なら、燃えて明るみに出ることもなかったのかもしれない。あるいはルポではなくて、小説であれば、一個人の超個人的な感情として流されてたと思う。
この辺のことは、こちらのブログ記事を読んで思ったこと。

https://fujipon.hatenablog.com/entry/2020/11/16/143000

共感することが多かった。

思考の多様性を認めることが文学の役割だと私は思っている。でも、メディアで発信されるものには正解と不正解があって、私は一人でその違いを当てることができないから、メディア関係は向いてないな、なんて大学の時考えた。リテラシーがない、というのは現代において結構致命的なんじゃないだろうか。ブログを書いたりnote書いたりしたいなと思うことはあっても、きっと誰かを不愉快にさせることになるだろうと、躊躇ってしまう。それでも書かずにはいられないときは自分を宥めるために発散する。で、できあがったものは勿体ないから公開する。不愉快にすることもあるだろうけど、気に入ってくれることもあるかもしれないと、完成時は考える。テンションが安定しない。
去年、25歳の1年間のことを4万字くらいの小説風の日記にした。読んでくれた方々はその節はありがとうございました。あれこそ本当に、書かずにはいられなかったことなんだけど、絶対に怒られるという意識はあった。メインの3人にはそれについて書く許可を取ってない。本人に知られたら法的に訴えられてもまあ仕方ないなと思った。それ以外にあの日記に書いた人たちには許可を取った。許可が降りなかった人たちについて書かれた部分は削って公開した。パスワードをかけて、読みたいと言ってくれた人にはパスワードを教えるという形式にしたけど、流出するかもしれないとも考えた。そうなったらもう仕方ないと思った。読んだ人の中で苦言を言う人もいたし、大体の人は感想を言ってくれたけど、感想を言わなかった人は多分不愉快にさせたんだと思っている。でもそれはまあ、仕方ないな。
実在する事物について書くのは難しい。ここでこんなブログを書いてる時点で何言ってるんだって感じだけど。極力このブログでは、友人と会ったことについてはあまり書かないようにしていくつもりだ。
私に書ける文章は、せいぜい日記と小説と、良くてエッセイくらい。レビューとか論文とかインタビューとかは全く書けない。本当に書けない。公立の高校の入試で、国語の試験の中に10点分作文があるのだけど、それを書くくらいなら見直しして読解文を直した方が点が取れた。小論文模試をほぼ白紙で出した。いままでずっとそうだった。正解と不正解があると思うと全く書けない。そのくせ、原稿用紙3枚以上の小説を書いてこいという夏休みの宿題では110枚分書いて提出した。中学1年生だった。あの頃から全然変わっていない。
なんでも書ける人、本当にすごいと思う。

今日は歯医者、洗濯、仕事、買い物、郵便局、ピアノを弾く、コートを買うというのをこなしたので、まあまあやれたかなと思う。これから人に会ってくる。二連休が欲しい。もっとやりたいことあるし、会いたい人もいる。(18:55)