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28歳独身フリーター、竹ノ塚ツブ子。夢なし!目標なし!彼氏なし!実家暮らし!人生暇つぶし!

コロナになったので雑記

金土日のどれかで必ずブログを書こう!週に1回は更新しよう!と思ってたら早速実現しなかった。
6月最後の週は梅雨明けてめちゃくそ暑くて、ジムにも行かなかった。今までの経験則から言って6月は思いっきり体調を崩すことがあるので、毎日7時間睡眠を心がけ、朝食もちゃんと食べて出社していたのだが、7/1(金)になり「6月も乗り切ったし今週も乗り切ったぞ!」と思った矢先に風邪っぽくなってきた。

PCRの結果、コロナ陽性だった。

やっと良くなったので、記録として残しておこうと思う。

【発症1日目 7/1】
暑くてやる気がでねぇ。それに対する自己嫌悪もあるけど暑いからやっぱりやりたくねぇ。みたいな1週間を過ごしてたけど、その日帰って来てからのダルさは風邪のやつだなとはっきり分かった。29年人間やってると大体分かってくる。
熱は37.4。着込んでる冬なら平熱の範囲だけど、ほんのちょっぴり微熱だなと思った。エアコンのせいだと思ってたけど、そもそも朝から喉も痛かった。
ということで、次の日に予定していたマッチングアプリで知り合った人との2回目のおデートは丁重にお断りした。

【発症2日目 7/2】
念のため祖父母とは接触しないようにしたいのだが、昼食で祖父母がずっとリビングに居座っているせいで全然トイレに行けず、お腹も空いているしイライラしていた。
それはそうと朝から37.6あるのは流石におかしい。喉もやっぱり痛い。
発熱したらどうする、みたいなサイトの案内に「かかりつけ医に相談」とあるのだが、かかりつけ医ってなんなんだ。実家に戻ってきてから行ったのは耳鼻科と婦人科と皮膚科しかないし、多分全部専門外だろう。真面目に生活していたら自然に「なんでもマルチに相談できる医者」が得られるものなのか。絶対「私は友達だと思ってたけど相手は私のこと友達だと思ってなかった」みたいな感じで「私はかかりつけ医だと思ってたけど相手はかかりつけ患者だと思ってなかった」みたいなすれ違いで診察断られる人いるだろうな。それはショックだろうな。人はだから時として「私には友達がいない」みたいに予防線を張るんだけど、そう、私にはかかりつけ医がいない。あと暑いしダルいしauの電波入らないから外出たくない。
とかなんとか駄々を捏ねていたら、母が駅前のクリニックに電話してくれた。最後に行ったのは2015年の6月で、診察券はとっくになくしてるけど来ていいよとのことだった。勝手に予約されたので1時間以内に行くことになった。多分一人暮らしだったらずっとゴロゴロしていたと思う。
病院の入り口に、発熱してる人は初診無理みたいなことが書いてあった。日頃健康すぎて全く病院の世話にならないというのも考えものなんだなと思った。
入り口で検温したら入室拒否のアラームが鳴ったのでちょっと感動した。
病院は総合病院みたいな大きなところではなく、入って右手に小児科の広くてカラフルな待合室、入って左手に一般の広いテレビ付きの待合室、総合受付が一般待合室の奥の方という並びだった。入室拒否られてるのに、結構人数のいる待合室を通り抜けて受付で「熱あります!」というのは結構勇気がいるのだが、アラームが鳴っていても近くの看護師もガンスルーだったし、そういう作りなので仕方ない。
受付で熱があると告げると、特設の待合室に案内された。広くて薄暗くて何もない部屋だった。すでに3人が3メートルくらい間隔を空けて座っていたが、みんなぐったりしていたので怖かった。
診察では「なんらかのウイルスか細菌に感染してますね〜」と言われ、そうだろうよと思いつつPCR検査を受けた。実は妹が去年熱を出した時も同じ病院で診てもらったのだが、PCRするまでもなく「それはただの風邪です!」と断言されていたので、PCR検査しましょうと言われた時点で何となく嫌な予感はしていた。
結果は月曜の午前に電話しますと言われた。広くて薄暗い待合室で診察券を渡され、支払いと釣り銭の受け渡しもその場で行い、デリバリー薬剤師が薬局から薬を持ってきてくれた。至れり尽くせりである。受付の位置だけどうにかしたほうがいいと思う。
解熱鎮痛剤、整腸剤、鼻の薬、喉の薬が安く手に入ってラッキー。

【発症3日目 7/3】
熱は朝から38度ある。おかしい。朝は体温が低く、夕方に体温が上がるという勝手なイメージがいつもある。
放っておくと38.6度、解熱剤を使うと37.5度になる。とにかくだるい。
途中まで観ていたスパイファミリーの続きを観ようと思ったけど、そんな元気もない。食欲もない。
熱があり、喉が痛くて咳も出て鼻水も出て頭痛もする。風邪全部乗せセットである。鼻水出てるのに寝てばかりいるので耳も痛くなってきた。筋肉と関節も若干痛い。あとおしり。
お粥を作ってくれる母ありがたい。OS1を大量に購入してきてくれる父ありがたい。

【発症4日目 7/4】
熱は朝から38.6度ある。おかしい。猛烈に頭痛がする。スマホの文字も読めないから仕方なくラジオを聴くなどする。寒くて転げ回るか暑くて滝汗かいてるか寝てるか。これしかしてない。寒い、暑い、痛いしか考えてないので知能がめちゃくちゃ落ちる。当然会社は休んだ。休める会社で良かった。
11:59に病院から連絡が来て「PCRの結果コロナ陽性でした」と案の定言い渡される。ワクチン3回打ったのになあ。とりあえず直近で会った人たちに連絡するなどした。家族は陰性だった。
昼まではお粥とミネストローネなら食べられたが、夜はまるで食欲がなく、ミネストローネ半分と豆腐1/8丁をなんとか食べる。味が濃すぎて頭痛に響く。味覚は大丈夫そう。
熱が39.6度まで上がるようになる。薬を飲んでも38.5までしか下がらない。通常の熱の上がり方とは全然違う。通常の風邪なら、悪寒がしてから一気に39度後半まで上がって徐々に下がっていくものだけど、コロナは「この温度で殺菌できるかと思ったらダメだったので火力上げてみました!!!」「熱下げると体がやられるので薬入れられても平熱にはできません!!!」と体に言われてる感じ。
保健所からSMSが届いたけど、頭が痛すぎて文字を読んだり理解することができないため、親に読んでもらう。
SMSには以下のことが書いてあるっぽかった。
・自宅療養は発症の次の日から10日後まで
・ほしかったら食糧を届けるから連絡してね
・希望者はホテル療養もあるよ
・容態が急変したら救急車を呼ぼう
・同居者は最後に感染者に接触した日から7日は外に出られない
とのこと。
最後の項目は家族が永遠に家から出られなくなってしまうので、ささやかに外出はすることにしたらしい。陰性だし。そもそもこの項目はなす術がない。
噂で聞いていたような、窓を開けてはいけないとか、玄関に近寄ってはいけないとか、排水溝の処理方法なんかは記載がなかったようだ。なので全力で換気した。部屋がかび臭すぎる。
食器の処理やトイレ掃除や部屋の換気も全部親がやってくれた。めちゃくちゃありがたい。
大量購入してもらったOS-1に急に飽きて吐き気を催してしまい、麦茶に変えてもらった。水枕が欲しいとお願いしたらすぐに持ってきてくれた。
親ありがたすぎる。私が独居老人なら諦めて死んでたと思う。

【発症5日目 7/5】
やっぱり朝から頭痛がする。熱は37.6スタートで前日よりましにはなったとは言え、頭痛が厄介すぎて何もできない。有給の残日数や投票のことが気になったけど、頭が痛すぎて理解ができず後回しにした。とりあえず、コロナ感染者向けに郵便投票という方法があることは分かった。それはそれで面白そうだなとは思う。
前日よりマシだなと思っていたら、16時半ごろ急激に回復した。明らかに体が軽くなり、室温が適温に感じるようになり、リズミカルに頭を引っ叩かれるような頭痛だったのが、たまに思い出したかのように頭を小突かれるような痛みくらいにまで回復した。冬用の毛布はすこぶる邪魔だし、散らかった部屋を見て腹が立ってきた。昨日まで何もしたくなくて処方箋を床にぶちまけてそのまま寝たりしていたのだが、急に洗脳から目が覚めた感じだ。
無駄に有給を消化したくなかったため、テレワークすべく親に会社までパソコンを取りに行ってもらった。親ありがたすぎる。
夕飯はまたお粥と豆腐だったのだが、味が濃いので何もつけずに食べた。
いや……。味が濃いはずなくないか?豆腐と白がゆだぞ?コロナで味覚がなくなるのは聞いたけど、味覚過敏になることなんてある?
と思ってネットで調べたら、味覚過敏もコロナでは稀にあるとのことだった。特に塩気を強く感じるようになるらしい。他には、焼き肉が苦く感じるとか、チョコレートが腐った魚の味になるとかの味覚障害もあるとのことだ。外食が趣味なので味覚障害だけは勘弁してほしい。
嗅覚も鋭くなった気がした。仏壇の前では夜中にもかかわらず焚きたてみたいな線香の匂いがするし、リビングはいつも「実家の匂い」として認識していたのだが、一歩進むごとに石鹸の匂い、保温器のご飯の匂い、生ごみの匂い、ハイターの匂い、生乾きの服の匂いとグラデーションがあることに気づいた。あとめちゃくちゃ感動したのが、私が生まれる前から置いてある箪笥だ。しばらく入れておいた服などを引っ張り出したときは服から箪笥の匂いがするが、箪笥はそこに佇んでいるだけでいつもほんのりと箪笥の匂いを外に放っていることに気付いた。
無駄な超能力を手に入れたなと思った。とりあえず早く元に戻って欲しい。

【発症6日目 7/6】
起きたら36.6度だった。平熱。頭も痛くない。咳は出るけどまあ気になるほどではない。
寝過ぎなのかなんなのか眩暈が多少あるので、今日も仕事を休んだ。気軽に休める仕事で良かった。
部屋を片付けたらすぐに体力が尽きた。7/1の夜と比べて体重が2キロ落ちていた。
味覚嗅覚は前日よりマシになっていた。味の濃いものはうるさいと感じるけど、一歩踏み締めるごとに匂いの違いが分かるほどの敏感さはなくなっていた。まだ残っていたら水の味比べでもしようと思っていたのだが。
会社で濃厚接触になった人たちのPCR検査の結果が出た。社長が陽性だった。これで社内のコロナ経験者は全体の45%になった。私が発熱する前日から社長は咳してたので、絶対に社長にうつされたのだと思う。
仕事は暇だからいいけど仮にも決算月……大丈夫じゃないだろうな。まあいいや。
郵便投票をしようと思っていたら、もう締め切っていた。まあ郵便投票だし投票日の数日前に締め切らないと間に合わないのは分かる。ぼんやりしていた。代理投票はできないので、残念ながら棄権するしかないらしい。今回同じように棄権せざるを得ない人は多いだろう。みんな頑張れ。あとは任せた。


【教訓】
・身体拭くシート系めちゃ便利
とてもじゃないけど風呂に入れる状態ではなく、それなのに滝汗をかいていたので、汗拭きシートはかなり重宝した。寝てるだけなのに身体汚くなりすぎて引く。あと、デリケートゾーン専用のシートと、水のいらないシャンプーも便利。日頃ズボラなので洗顔した気になれる拭き取り化粧水と、歯磨きした気になれるマウスウォッシュを日常使いしているのだが、これも常備しておいて良かった。
・水枕で耳を冷やすととんでもない眩暈を起こす
真冬に運動すると眩暈で動けなくなるのがずっと悩みだったのだが、身体が熱いのに耳だけ冷えているとそうなるという仮説が出来た。冬は必ず耳当てをしよう。私が熱中症で倒れてたら耳だけは冷やさないでほしい。
・一人暮らしをするなら、体調不良セットを一纏めにしておく
所謂非常用持ち出し袋みたいな感じで、OS1や水枕やインスタント粥を一纏めにしておいた方が良さそう。誰にも頼らず最低限の労力でなるべく快適に過ごす工夫を日頃からやっておくべきだと思った。孤独死は仕方ないけど、ゴミの中で徐々に弱っていくのは嫌だな。
ミニマリストになろうと思った
物が多いから散らかすんだ。体調を崩すたびに物を減らそうと思い至るのだが結局やらない。
・明日やろうは馬鹿野郎
だからさっさと期日前投票に行けば良かったし、ゴミはその日に処理すべきだし、美容室もさっさと行っておけばこんなに暑い思いしなくて済んだのに!やるのが遅くて後悔することは多々あれど、やるのが早すぎて後悔することはあまりないので、やれるうちにさっさと全部やってしまった方が良い。

東京での感染者がまた急増しているが、今回はもうすでにオミクロンにはかかっているので、ひとまず安心して暮らせると思う。みんな頑張れ。