。+:゚⋈根無草⋈:゚+。

28歳独身フリーター、竹ノ塚ツブ子。夢なし!目標なし!彼氏なし!実家暮らし!人生暇つぶし!

憧れの男子

禁煙81日目

[今日やったこと]
野球中継を観る。読書。ピアノ。放置していた顔の手入れ。
[今日の家事手伝い]
なし
[今日のダイエット]
リングフィット
[今日の節約]
家から出ない


また家から出なかった。そして今日も何もしなかった。何もしない日のブログは憂鬱である。何書けばいいんだ。いつもお風呂に入りながら内容を考える。やる気がないのでそれから4時間経っている。何書こう。未だに何も書くことが思い浮かばない。あ、ベイスターズは勝ちました。阪神に。ホームで。

アフロ田中シリーズをあと2巻で読み終える。続編はあるようだが、結婚編のアフロ田中も完結である。
2002年くらいから連載していて、田中17歳、時代とともに田中も成長する。ガラケーを買ってもらってはしゃいでるかと思えば、震災が起き、令和になり、コロナが流行っている。プロポーズしてから5話に1回くらい泣いている。子どもがかわいい。いつまで童貞なんだと頭を抱えていた田中が、父親になっている。高校の頃につるんでいたボクシング部の仲間も、親になったりしている。ずっと成長を見守ってきたからこそ、今の悲喜交交のひとつずつの重みを感じる。70巻あるけど本当におすすめ。夢追ったり破れたり、壮絶な物語も良いけど、将来の夢とか目的意識の全然ない人の、散歩みたいな人生も良いなと思う。
自分が男だったらどんな人になっていただろう、という想像を、学生の頃まではよくしていた気がする。容姿レベルとコミュニケーション能力、スペック諸々をそのままに男になったとしたら。女子とばかりつるむ男子として高校時代までを過ごし、大学になってからは彼女もセフレも途絶えない、なんていうのはかなり低確率だと思う。顔が良くて清潔感があったとしても、対人能力が低すぎる。高校入学半年でサッカー部のクラスメイトに「は?おまえおもんな」と言われるのが関の山。
ということで、超リアルな大学時代までを想像してみた。
小学生前半。
わりと男女分け隔てなく遊ぶ。クラスではあまり目立たない。良く遊ぶ男友達が2人いる。秘密基地を作る。
小学生後半。
思春期になる。あまり外で遊ばなくなる。女子が女子である自覚を持ち始め、なんとなくよそよそしくなる。よく分からない理由で女子がほうきで全力で叩いてくる。よく遊ぶ男友達が2人いる。
中学生。
学力、運動神経はずば抜けて良くもなければ悪目立ちもしない、ということに気づく。よく遊ぶ男友達とは、最初こそ自転車で無謀な遠出を試みるなどしたものの、クラスも部活も別になり、中3には疎遠になる。そこそこの付き合いの男友達は数人いる。とんでもなく女子が苦手になる。すぐ泣くし陰口叩くし表では仲良くしてるし信用ならない。色気付いた女子は量産型、そうでない女子は清潔感がないし、全体的に気持ち悪いと思い始める。なお、巨乳好きがバレているので、女子の間でムッツリと言われている。
高校生。
何をやってもずば抜けてはいない。可もなく不可もなく。文化部の大人しい男子2人と仲良くはあるが、その2人にはもっと仲の良い人がいることに、気付いてはいるけどどうすることもできないでいる。中学ほど女子が陰湿でないことにホッとするが、キモいことに変わりはないし、話しかけられるとただでさえ話題のレパートリーが少ないのに緊張して全然会話にならない。そんな中、積極的に話しかけてくれるちょっと個性的な女子に惹かれる。他の女とは違うなどと思う。どハマりする。付き合う。童貞卒業する。彼女のヒステリーが激化して、よく分からない理由で浮気された挙句捨てられる。その上こっちが悪いみたいな触れ込みをされる。彼女に友達が少なかったので、延焼しなかったものの、自分も友達がほぼ皆無なので味方がいないという状況になる。女性不信になる。
大学生。
案の定友達があまりいない。1階と地下が駐輪場になっている、駅近のボロアパートで一人暮らしし、早朝のスーパーでバイトしている。活動頻度の少ないサークルにふたつほど属してはいるが、飲み会では空気。わざわざそのシフトにする必要もないのだが、明日朝からバイトだからというのを口実に飲み会を断る始末。友達がいないので試験範囲も分からないしノートも写させてもらえない。たまに、全然知らない人に頼み込んでノートを写させてもらってる人がいるが、あの勢いが羨ましい。ぼっち飯は苦にならない。たまにサークル仲間の男が一人寄ってきて、一緒に昼ごはんを食べたりする。そいつは多分ぼっちが苦手なんだと思う。そいつとはかぶってる授業はあるけど、自分より出席率は悪いし、いつのまにか留年して、気づいたら学校を辞めていた。自分はなんとか卒業までは至った。就職はできなかったのでとりあえずバイトすることにした。彼女はできなかったし、セカンド童貞になっていた。

多分自分が男だったら、最悪の場合上記のような人生だった。書いてて悲しくなってきた。特に大学時代。青春をドブに捨ててる。積極性が足りなすぎる。いやしかし、しゃしゃるとより酷いことになりそうだから、やめておく。ここを最低ラインとしておく。
最低ではないラインで、自分がもし男だったら、こういう人になっていただろうな、というモデルが3人くらいいる。友達は多くないけど、マイペースで、それなりに充実しているようである。私が男だったらかなり仲良くなれたのでは、と思うけど、全然歓迎してもらえないかもしれない。
塾のひとつ上の学年に、いつも6人くらいでつるんでる男の子がいた。小学校も一緒だったので、彼らのことは小3くらいで知ってはいた。中学3年で卒業するまで、彼らはずーっと仲良しだった。よくみんなで一輪車をやっていた。塾ではよく遊戯王カードで遊んでいて、一緒に駄菓子屋に行ったりザリガニを釣ったり、自転車で海まで行ったりしていたようだ。中学ではみんなで野球部に入っていた。なぜあの人数であんなに長いこと仲良くできたのか、不思議ではあるけど、私が男子だったらああいうことをしたいなという憧れの的であった。特に、自転車で海まで行って、途中で道を間違えて、帰りは疲れているのに上り坂でみんなイライラしている、というのを体験してみたかった。
アフロ田中を読んでいて、ときどき彼らのことを思い出した。憧れの男子たちだった。ああなりたい、という意味で。多分私が男に生まれても、あんな楽しい生活にはならなかったと思う。夢だなあ。夢だから、アフロ田中を純粋に面白いと思えるのかもなあ。


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