念願のソロウェディングをしてきた

禁煙63日目

［今日やったこと］
ソロウェディング。飲み渡り。

翌日の夜に書き直してます。

念願のソロウェディングをしてきた。
予約したのが11月くらいだった気がする。その時点では3月も予約の空きがあったけど、花粉による顔のコンディションを考えて、4月にしたのだった。
ウェディングドレス風の白いドレスと、カラードレスの２着の撮影をした。

これは撮影後にスタジオの外で撮ったもの。まだデータはできていないのでとりあえずこれを載せておく。
今年で28歳になる。「いやー彼氏とか全然できないし、結婚なんて待ってたらいつドレス着られるんだろうと思って、綺麗なうちに残しておこうと思ったんですよー」という話を、打ち合わせのときもヘアメイク中も散々したけど、私はそもそも結婚する気がない。そのけじめのためにも、ソロウェディングをやっておきたかった。それから、15歳くらいからあまり言われなくなったが、両親から「おまえが結婚したら云々」という話をちょくちょくされていたので、ウェディングドレス姿を両親に見せておきたかった。まあ、本当に結婚するのとは気持ちが全然違うだろうけど。
白ドレスの方は、ふんわりシフォンチュールで軽やかさがあり、中にスパンコールがあしらわれているので、さりげなく煌めきがあって、とても気に入っている。先日やってもらったネイルとの相性も良い。そういえば6歳の頃、初めてソロコースのピアノの発表会でも真っ白なドレスを着た。黒光りするくらい日焼けしていて、髪もベリーショートで、顔も男っぽいから全然似合ってなかった。今はその頃よりは遥かに似合うと思う。
ネックレスとイヤリングは私物。これは二十歳の誕生日に「自分や誰かの結婚式のときのために」と家族が買ってくれたものだ。誰の結婚式にも呼ばれず、友人の葬儀のときにしか付ける機会がなかった。ようやく本来の意向に沿うことができて良かった。
赤の花柄のドレスは「朱に交われば赤くなる」という意味も込めて選んだ。明るい赤ではなく紅色に近い色味も良い。誰にも染められない人になりたい。
白ドレスのときに、両親との写真も撮ってもらった。なんか言い出しづらくて、結婚する気がないことは2人に言ってない。なんとなく伝わってることを祈る。撮影中ちょっと泣きそうになった。ここまで育ててくれてありがとうという気持ちと、あんまり大した人間にならなくてごめんという気持ちと、結婚しなくてごめんという気持ちだった。

ソロウェディングの日を、勝手にニート生活の節目に感じていた。ここから地に足つけて一人で生きていくために動かなくてはならない。仕事をそろそろ探し始めなくては。と、スタジオに向かう途中までは考えていたけど、いざ撮影が終わるとまだ16時で、このまま帰るのがとても寂しくなってきた。あとできれば今日までは現実逃避をしていたかった。
ので、新宿のゴールデン街に、初めて一人で行った。一人でゴールデン街に行くのはニート期間中のひとつの目標でもあった。友達がバーテンをしている店に行ったので入りやすかったが、客は終始私だけだった。昨日ブログで書いた通り友達がどんどん減っていくということを友達の前でもぼやき、そこからなんだかんだ映画や漫画や音楽の話に流れた。友達の趣味が広いので、私も共有できることがいくつもあって楽しかった。そのあと2人で別の店に移って飲み直した。カウンター席の真ん中で、私は左側に、友達は右側に座ったが、お客さんがどんどん増えていくうちにお互い違うグループで盛り上がるようになった。飲み慣れている女の子が隣に座ってくれて、ネイルを褒めあったり、太客に連れて行ってもらった沖縄が最高だったけど客がサイテーだったという話をしてくれた。飲み会の雰囲気を久々に味わって、盛り上げるコツが掴めた気がするし、案外自分が喋れることが分かって少し自信になった。まあ、帰って吐いたけど。吐くまで飲まずに盛り上がる方法を掴みたい。
帰り際「私友達めちゃ少なくて超寂しいから、連絡先教えてほしい」と隣の女の子に言ってみたら、LINEを教えてもらえて、また1人の時とかでも誘ってねと言ってもらえた。ゴールデン街で誰かと連絡先を交換するという夢が叶った。顔見知りになれたら良いのだけど。
一人で生きていくのはやっぱり寂しいだろうから、こういうところにちょくちょく顔を出せるようになりたいなと思う。