エヴァとアフロ田中を摂取する日

禁煙56日目

［今日やったこと］
皮膚科に行く。友達の原稿の赤入れをする。シンエヴァを観に行く。美容室とネイルの予約を入れて1週間分のスケジュールを整える。
［今日の家事手伝い］
なし
［今日のダイエット］
昼ごはんを少なめにした。牛乳を1杯だけにした。

浅い眠りを繰り返して起きたのが12時で、なんやかんやしてるうちに夜になってしまったので、日課を全くできていない。エヴァ180分あったから今日はしょうがないと思うことにした。いや甘えは良くない。いやしかしやる時間はなかった。
皮膚科に行って、昨日ピアス穴を痛めてしまったところを見てもらった。キャッチは難なく外れた(血で固まってくっついていただけで、そこまで入り込んでなかった)が、化膿しかけているのでしばらく絆創膏と軟膏で凌ぐことに。ピアス穴塞がらないといいのだけど。
そのあと、滞っていた友達の原稿の赤入れをやって、急に思い立ってシンエヴァを観に行った。ずっと行かなきゃと思っていたのだけど、復習してからでないとダメな気がしていて、先延ばししていた。どうやらこの「やらなきゃいけないけどずっと先延ばしにする」というのが精神衛生上良くないと気づいて、一切何も観直さずに挑んだ。もともとテスト勉強とかしないタチだし。まあ分からなかったらもう一回観ればいい話。どうせ私の頭で180分は理解できないし。結局用語とか思い出せないところがいくつかあったけど、極音で爆音の上映だったから、分からなくてもなんかすっげーってなった。ちゃんと諸々観直したらもう一回観たい。隣の30代くらいの男性が、シンジが家出から帰ってくるシーンでもう号泣してて、そこがそんなに泣くところなのか、諸々観直したら分かるんだろうか。
それから、ここのところ「親になったら分かること」という部屋にぶち当たることが結構ある気がする。私は部屋の鍵を手に入れることはないので、その部屋の中では私には見えないものが見られるんだろうなと思って、ちょっと羨ましくなる。まあもしかしたら、見えなくなるものもあるのかもしれないけど。
あと、先日DMMブックスのキャンペーンで全巻購入した「アフロ田中シリーズ」の高校編を読み終えた。10巻あって、1巻11話くらいだから、110話くらい読んだのか。彼は時とともに成長するタイプのやつで、2002年に高校1年生で転校してきたところから始まる。高3で高校を中退したところまで読んだ。ちなみにまだ連載は続いていて、結婚して子どもがいるらしい。現在35歳くらいか。その未来があると分かっていながら読むことになるので「田中ー！頑張れー！明るい未来が待ってるっぽいぞー！」と応援しながら読み進めている。年上が出てくる作品を読んでるうちに自分がその年齢に追いつき、そしてそのキャラの年齢を追い越していく、というのは結構あるが、アフロ田中シリーズを今一気に読むと、その逆を体験できるわけだ。それってすごくない？いやすごくないか。連続テレビ小説ってだいたい幼少期から始まって、時にはかなり高齢で終わるものだから、多分あれを見届けるのと同じ感覚なんだろうな。でも連続テレビ小説みたいに急に10年後に飛んだりしないから、その点結構新鮮かもしれない。
今はなんかこう姉みたいな気持ちで読んでるけど、今後どういう目線で読むことになるんだろう。田中が親になったらやっぱり、親にしか分からないことが私に分からなくて距離を感じたりするんだろうか。きっとだんだん、登場人物の誰かを、自分や近しい人に重ねて見届けるというのが、できなくなってくると思う。気分的にはまだ22歳くらいのつもりでいるけど、毎日目まぐるかった20代前半までの日々はいつのまにか終わってて、そのとき拾えなかったものを今から取りに行くことはできないみたいだし、独身女のこれからを想像すると、どう考えても物語性が皆無だもん。何か物語に触れるときに、必ずしも誰かに感情移入する必要はないと思うけど、だとしても共感できる幅が狭くなるってかなり悲しいことでは。レビューで「感情移入できなかった」と書いて星2くらいの評価してるやつに、私はよく「おまえの人生が浅いからだろばーーーーか」と心の中で悪態ついているのだけど、自分もあっちの浅はかで悲しい方の生き物になってしまうんだろうか。
いやしかしね、今日シンエヴァとアフロ田中を摂取して思ったけど、人って成長するんだわ。すげーわ。私は本当にまだ22歳くらいの気分なんだけど、いやあ、今年28歳……28歳ってあんな大人になるもんなの？いやあ、成長すごいわ。