料理をたくさん作る
禁煙14日目
［今日やったこと］
映画を観に行く。服を買う。読書。ピアノ。
［今日の家事手伝い］
夕飯の支度の手伝い。皿洗い。
私が高校生くらいまでは、実家のカフェは日曜日が定休日だった。大学になってからだったか、定休日をずらしたのだが、いまだに昔の感覚が染み付いている。今日は２週間に１度の定休日だ。一日中、日曜日の感覚だった。
昨日の夜に母に予定を訊いたら、隣駅の市場にサバカツサンドの店ができたので行きたいが、川向こうまで味噌を買いに行かなければと言っていたので、味噌は私が買いに行こうかと提案したのだけど、起きたら11時半で、もうサバカツサンドも味噌も母が買ってきていた。サバカツサンド、美味しかった。ケバブやタコスに入っている系のスパイスの味がしたけど、スパイスは苦手分野なので誰も解明できなかった。クミンかな。サバカツサンドの店の店主が独立するときに、師匠にうちの店に一度行くことを勧められたらしい。コーヒーの勉強に、とのこと。一見いかつい兄ちゃんだけど、話すと気さくな人だったと母が言っていた。うちは結構有名な店らしく、シェフの行く店的な立ち位置でもある。時々、やっぱり実家を継ぐべきなのではないかと思う。でも、続けるほどの資産や設備が持つかわからないし、私は独身だからどのみち私の代で終わるだろう。今すぐ決めるべきことではないが。いっそ、ビジネスパートナーとして大丈夫そうな人と結婚してしまうのもありなのかもしれない。カフェもやりたいし嫁も欲しいという人、探せばいくらでもいそうなものだ。まあその嫁が私というのはちょっと気の毒だとは思うが。
それより何より、当の私が料理苦手というのが問題なのだけど。
夕飯は、雛祭りが近いので、ちらし寿司と揚げだし豆腐を作った。明日のためにカレーと肉じゃがも同時進行で作った。言わずもがな母の指導のもとである。同時に４つのレシピをこなしていくのは無理があると思った。
実家の味を一人暮らしでも作れるようにするのが目標なのだけど、チラシ寿司はチラシ寿司の素に書いてあるレシピ通り、揚げだし豆腐はクックパッド、カレーはカレールウのパッケージの裏に書いてある通りにやっていることが分かったので、うちのカレールウがゴールデンカレーということを忘れなければ、かなり近いものを再現できそうな予感はする。問題は肉じゃがなのだが、これは「カレーの具からテキトーに分けて、調味料をテキトーにチャッと入れる」と言いながら母が全部やってしまったためノーヒントとなった。計りなし。醤油ですら大瓶から直注ぎときた。一番知りたいところなのだけど。チャッて何なんだ。
ここのところ料理を手伝って得たことは、あまりキッチリやらなくても何とかなるということ、玉ねぎから先に炒めること、レシピの読み方といったところだ。あと焼きそばの麺はフライパンい入れる前に袋のまま500Wで30秒温めるとそのあとが楽。
ところで、料理においてはグツグツとかモチモチとかオノマトペ表現が多い気がするんだけど、オノマトペが少ない言語圏の料理過程ってどう表現されているんだろう。私は料理と同じくらい英語がわからないので、英語のレシピに触れたことすらない。以前薬局でバイトしてた時に、外国人に片言で「これとこれ何が違う？」と訊かれて「こっちはスースーする」と答えたところ「スースーって？」と言われてかなり困ったことがある。日常的に結構オノマトペに頼ることがあるけど、料理においては特に多くなる気がする。
あ、ちなみに、料理と英語が同じくらい苦手と思っているが、料理においては「卵焼きが作れない」、英語に関しては「フィクションの中で英語が苦手なキャラが必死に喋る英語すらギリ分からない」と説明しておけば、いかに苦手か分かってもらえるだろうか。料理は習得するべきと思っているが、英語は勉強するより翻訳ツールの性能が上がることを祈る方が早そうだ。
