。+:゚⋈根無草⋈:゚+。

28歳独身フリーター、竹ノ塚ツブ子。夢なし!目標なし!彼氏なし!実家暮らし!人生暇つぶし!

人手過剰

禁煙3日目

 

[今日やったこと]

転入届と印鑑登録の手続きをする。5キロ自転車を漕いで免許証の住所書き換えに行く。これで身分証明などは大丈夫。部屋の家具の配置換え。ピアノを弾く。

[今日の家事手伝い]

夕飯の支度(手伝い)。夕飯の片付け(手伝い)。閉店作業(手伝い)。灯油汲み。

 

起きたら11時半で、午前中の家事が全部終了していたし、妹はバイトにでかけていて、申し訳ない気持ちになった。

家事を手伝おうとするのだけど、もともと私以外の人数で回ってたものだから、私が入る隙がなかなかない。家族全員、何かすることに対して面倒くさいという感情があまりないらしい。それともツブ子を頼りないと思ってるのだろうか。とりあえず重いものを運ぶだとかそういうところから手伝いに入った。

祖母は目が悪く要介護になってしまったので、あまり店には出なくなってしまった。大変だろうと思って手伝ったら「このくらいやらないとボケてしまう」と言われてしまった。たしかにそれは一理ある。

閉店作業を手伝ってみた。20時閉店なので、夕飯を食べ終えたらすぐ店じまいになる。私が手伝うと作業が早く終わったけど「まだ8時間しか働いてないし、こんなに早く終わってしまったし、何しよう、どうしよう」と父が頭を抱え始めた。8時間労働で済むに越したことないだろう、と勤め人だったツブ子は思うのであった。

さてはこの家、労力が有り余ってるな。私が仕事してた頃は人手不足に喘いでいたのに、余ってるところでは余ってるものだ。時間余ってるなら副業したり勉強したり趣味極めたりすればいいのにと思うのだけど、そうはならないようだ。何をするでもなくぼんやりしている。私も気を抜くとぼんやりしてしまう。余暇に何をするべきか、誰も分かってないのかもしれない。

 

家はカフェなのだが、協力金がかつての収入を上回っているため、一時的に金がある。これは本当に当たりくじを引いたという感覚だ。協力金だけでは足りない事業者も多いし、収入が減っているのに補助金が出ないところはたくさんある。運が良かった思う。協力金は設備投資や補修に使うようだ。

風呂の給湯器の調子が悪いので、買い替えを検討しているようなのだが、前回の交換の見積書が見つからず、そもそも前回取り替えたのはいつだったのか、という話になった。

私と妹は6歳離れている。一度風呂釜ごと給湯器も変えたことがあったが、それがいつだったのかという話になり、私には昔の風呂釜の記憶があり、妹にはなく、しかし母は妹を旧風呂釜に入れた記憶があるので、おそらくあれは2001年あたりだったのだろうとなった。

そのあともう一回変えている記憶が母にはあった。私は完全に忘れていた。妹も、いつだったかの祭の時に急に壊れて直してもらったことを覚えていた。私は思い出した。

「(初めての彼氏と祭デートしようと思ったらよりによってその日に風呂が壊れてシャワーを浴びられず、仕方ないから石鹸の香りだけでもつけておこうと乾いたまま石鹸を体に塗っていたら父にバレてドン引きされた記憶があるから)私が中2のときだから、2007年だね」

その年あたりの書類を漁ったら、前回の給湯器の見積書が出てきた。

記憶を集結させて思い出す、というのは数人いないとできないことだ。私は生涯独り身のつもりでいるけれど、こうやって一人で思い出せないときも自力で頑張るしかないんだなと思った。まあ、そもそもこんなに面積の広い家には住まないだろうけど。

 

今日夕飯の手伝いしてたら、食材を等間隔に切るというのが全然できなかった。小学生が使うみたいな、目盛の入ってるまな板、買おうかな。