恋愛ごっこ 続きの続き

退職まであと22日

三が日、一人で寂しく過ごすものだと思っていたけど、昨日急に飲みに誘われて、今日は昼に部下の家で目を覚まして、そこからだらだら過ごしていた。前回からの展開が早すぎる。

男女関係の段階を順番通りに踏まないのは、正直いつものことだ。大体、手順を守るほど社会人は暇ではない。諸々終わった後、自分たちがどういう関係になるのか問われたが、私が到達したくない地点に踏み込もうとしていることをなんとなく察知したので、はっきりと「友達でいてほしい」と言っておいた。「セフレではなくて」とも付け足しておいた。日頃、私は結婚する気はないし、誰とも付き合う気はないと、ほぼ会うたびに言っているせいもあってか、それ以上のことは言ってこなかった。向こうも、結婚願望はないようなことをいつも言っている。もし結婚する気が相手にあったら、私ももう少し考えて行動していた。お互いアラサーである。

私は結婚をしない。いや、この人となら絶対上手くやっていけるし超好き絶対結婚したい、と言えるくらい私の信念をひっくり返してくれる人が万が一現れたら考えなくもないけど。そんな人は現れないと今は胸を張って言えるので、私は結婚をしない。

結婚しないで生きていくために、最低限友達は多くありたいと思う。いろんなところに一緒に行ったりやったり、愚痴言ったり、励ましたり、そういうことをやれる友達を多く持ちたい。あと、私は他人がいないと、自分がどこにいるのかよくわからなくなってしまう。

交際相手がいると友達と疎遠にならざるを得ない。私は束縛が嫌いだ。恋人一人より友達沢山の方を取る。それから、結婚はしないので、付き合うと最終的に別れるしか無くなってしまう。私はいまこれが1番嫌だ。交際は結婚か別れか、最後は絶対2択になる。付き合うというのは同時に別れることを意味する。それは嫌だ。だって好きだもん。好きな人ほど付き合いたくない。

ずっとこの関係性でいられたらいいのにと、好きな人と接する度に思う。男女限らず。特に行くところまで行ってしまった関係性というのは、もう恋愛ごっこでは立ち行かないので、別の持続方法を探らないといけない。

部下と職場で会う回数は、あと10回もない。